きょうの仲間たち~新光技研のスタッフブログ

仕事モードも休日モードも織りまぜて、気まぐれにつなぐ新光技研のスタッフブログ。

清濁併せ呑む

最近読んだコラムに“清濁併せ飲む”というくだりがあり、その言葉は菜根譚からの引用と注釈あり
“清濁併せ飲む”は「善人でも悪人でも来る者はすべて受け入れる度量の大きさを表すたとえ」で
ことわざか慣用句の範囲と思っていたのだが、「菜根譚」とはなんだろうと早速原文を探してみた
っていっても、ぐぐたす (Google+) のことなんだけど (▼-▼*) エヘ♪


で、ありました、菜 根 譚(さいこんたん)前集186項



持身不可太皎潔
一切汚辱垢穢、要茹納得
与人不可太分明
一切善悪賢愚、要包容得


身(み)を持(じ)するに太(はなは)だ皎潔(こうけつ)なるべからず
一切(いっさい)の汚辱垢穢(おじょくこうあい)をも茹納(じょうのう)し得(え)んことを要(よう)す
人(ひと)に与(くみ)するには太(はなは)だ分明なるべからず
一切の善悪賢愚(ぜんあくけんぐ)をも、包容(ほうよう)し得(え)んことを要す



身を保つにはあまり潔癖であってはならない
全ての汚(よご)れも穢(けが)れも併せ呑む必要がある
人と共に事を成す時は、割り切り過ぎてはならない
全ての善人、悪人、賢人、愚民も受容できる必要がある


  ( ̄∧ ̄)(_ _)フムフム・・・



「故事ことわざ辞典」でこの項目の【注意】に記載されているのは、誤った使い方
・善も悪も併せ持つ人物という意味で使うのは誤り
・誤用例 「彼は清濁併せ呑む人で、そういうところが逆に人間らしい」
・「清濁」を清酒と濁酒の意味で使うのは誤り
たしかに、こんな意味合いで話している人もいたっけ・・・


古典特有の文字の配置を見ると、学生時代に戻ったような気がする
あの頃は文字と格闘していたけれど、今になったら懐かしい
菜根譚」って、おもしろそう!と思うし
もう試験もないからリラックスして読めるかな・・・


なんと、マンガで読めるらしい


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